「最近、胸焼けや呑酸が続いている…」
「逆流性食道炎を長年放置していたけれど大丈夫？」
「胃カメラを受けたいけれど、苦しそうで怖い…」
このようなお悩みをお持ちではありませんか？
バレット食道は、長期間にわたる胃酸の逆流が原因で、食道粘膜が胃の粘膜のように変化してしまう病気です。この状態が続くと、食道がん（バレット食道腺がん）のリスクが高まるため、早期発見と適切な管理が重要になります。
当院では、日本消化器病学会および日本内視鏡学会専門医が診察を担当し、高画質の内視鏡技術を駆使して正確な診断を行っています。
また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない内視鏡検査を提供しており、「胃カメラが苦手」「オエッとなるのが怖い」という方も、安心して検査を受けていただけます。
本ページでは、バレット食道について詳しく解説し、ネットでよく検索される疑問にもお答えしながら、当院の検査・治療の特徴をご紹介いたします。
barrett esophagus-01バレット食道とは？
バレット食道とは、食道の粘膜が胃の粘膜に似た組織に置き換わる状態を指します。
通常、食道の粘膜は「扁平上皮」という組織で覆われています。しかし、長期間にわたり胃酸が逆流すると、食道の粘膜がダメージを受け、それに適応するために「円柱上皮」という胃や腸に近い細胞へと変化します。
この状態を「バレット上皮」と呼び、バレット上皮が広がると食道がん（バレット食道腺がん）のリスクが高まることが知られています。
バレット食道は、逆流性食道炎を長年放置した方に多く見られます。
barrett esophagus-02バレット食道の原因とリスク要因
バレット食道の主な原因は、胃酸の逆流（逆流性食道炎）による慢性的な刺激です。
リスク要因
- 長期間の逆流性食道炎（慢性的な胃酸の逆流が続くとリスクが高まる）
- 肥満（腹圧が上がることで胃酸が逆流しやすくなる）
- 喫煙・過度のアルコール摂取（食道粘膜のダメージを促進）
- 食生活の乱れ（脂っこい食事、甘いもの、刺激物の過剰摂取）
- 遺伝的要因（家族にバレット食道や食道がんの患者がいる場合）
逆流性食道炎を長く放置すると、バレット食道へ進行するリスクが高まります。
barrett esophagus-03バレット食道の症状とは？
バレット食道そのものは無症状のことが多いですが、逆流性食道炎に伴う症状が現れることがあります。
- 胸焼け（食後や就寝時に悪化しやすい）
- 呑酸（酸っぱい液体が喉まで上がる）
- 食後の胃もたれや膨満感
- 喉の違和感やつかえ感
- 慢性的な咳や喘息のような症状（胃酸が気道に入り込むため）
- 食べ物がつかえる感じ（嚥下困難）
バレット食道が進行し、食道がんが発生した場合、食べ物が飲み込みにくくなる（嚥下障害）ことがあります。
barrett esophagus-04バレット食道の診断には内視鏡検査が必要
バレット食道は、胃カメラ（上部消化管内視鏡検査）で診断します。
当院では、日本消化器病学会および日本内視鏡学会専門医が、高画質の内視鏡システムを用いて詳細な診断を行います。
当院の内視鏡検査の特徴
- 鎮静剤を使用し、苦痛の少ない内視鏡検査を実施
- 高精度な内視鏡を使用し、わずかな粘膜変化も見逃さないように努めます
- 経鼻内視鏡（鼻から入れる胃カメラ）にも対応し、嘔吐反射が強い方に配慮
- 内視鏡専門医が担当し、的確な診断と治療方針を提案
バレット食道は早期発見が重要な病気です。「逆流性食道炎の症状が長引いている」「食道がんが心配」という方は、一度当院での内視鏡検査をおすすめします。
barrett esophagus-05バレット食道の治療法
食道裂孔ヘルニアの診断には、胃カメラ（上部消化管内視鏡検査）が最も有効です。
当院では、日本消化器病学会および日本内視鏡学会専門医が高画質の内視鏡システムを用いて詳細な診断を行います。
①生活習慣の改善
- 食後すぐに横にならない（胃酸の逆流を防ぐ）
- 脂っこい食事やアルコールを控える
- 適度な運動で体重管理を行う
②薬物療法（内服薬）
- PPI（プロトンポンプ阻害薬）：胃酸の分泌を強力に抑える
- H2ブロッカー：胃酸の分泌を軽減する
- 消化管運動機能改善薬：胃の動きを良くして胃酸の逆流を防ぐ
③定期的な内視鏡検査
バレット食道の患者さんは、定期的な内視鏡検査が必要です。 がん化のリスクを早期に発見するために、年1回程度の検査を推奨します。
barrett esophagus-06バレット食道の予防と早期発見のために
逆流性食道炎を放置しないことが、バレット食道の予防につながります。 「最近、胃の調子が悪い」「胸焼けが続く」という方は、早めに検査を受けましょう。 当院では、専門医による診察と最先端の内視鏡技術を用いた正確な診断を提供しています。 また、鎮静剤を使用した苦痛の少ない内視鏡検査を実施し、患者様がリラックスして検査を受けられるよう配慮しています。 バレット食道の早期発見・予防のために、ぜひ当院の内視鏡検査をご利用ください。
