赤ちゃんの便秘

赤ちゃんでも便秘になる可能性はあります。
便秘を放置するとますます進行し、将来的に排便機能が正常に発達せず、一生便秘に悩まされる恐れがあります。
便秘症の可能性がある、気になる症状があって心配な場合は、早めにご相談ください。

便秘症とは

排便回数には個人差があります。食事する度に便が出る方もいれば、数日に1回しか出ないという方もいます。ご本人が自覚していなくても、実際は便秘だったというケースも少なくありません。
一般的な便秘症とは、1週間に3回以上の自然(自力)排便がない状態です。しかし、毎日便が出ていても、ウサギのフンのようなコロコロとした便が少ししか出ない場合は、「健康的で正常な排便」とは言えません。さらに便秘症によって、無意識に便の液が漏れ出てしまうこともあります。

便秘症が起こる原因

便が肛門付近に達すると、直腸の壁が伸ばされて便意を感じますが、普段は肛門の筋肉が閉まるため排便をこらえることができます。
腹部に力を入れ、肛門の筋肉を緩めることで便が出るのです。この一連の繊細な動きを「排便機能」と言います。
ただし、乳幼児期の排便機能は未発達なため、トイレトレーニングを通して少しずつ獲得する必要があります。排便機能は小学校高学年の年齢になると、成人と同じ程度に発達します。
幼少期の子どもは排便を我慢しがちです。排便を「痛い」「気持ち悪い」と思ったり、漏らして怒られたことを忘れずにいたり、学校で排便することをからかわれたりすることから、排便を我慢する習慣がつきやすいのです。排便を我慢し続けると直腸が常に引き伸ばされた状態となるため、便がさらに溜まっても便意を自覚しにくくなり、便秘の悪化を招きやすくなります。また、腸内に長く留まっている便は水分が吸収されて乾燥し、柔らかさを失います。これにより、さらに排便が難しくなります。

便秘のサインかもしれない症状・様子

  • 排便があっても、コロコロした固く小さな便しか出ない
  • 常にぐずっている
  • 食欲不振
  • いきんでも便が出ない
  • 腹部が張っている
  • 便意を感じると嫌がり、両足を絡ませて我慢する
  • おならの回数が増え、臭いが普段よりきつい

乳幼児期に起こる便秘症

乳幼児期の子どもは、食事内容の変更、母乳(またはミルク)の不足、過剰な発汗などによる水分不足によって便秘を招くことがあります。
また、粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、母乳を飲んでいる赤ちゃんよりも便が硬くなりやすく、排便回数も減少し、便秘に繋がりやすい傾向にあります。
また、乳児期早期から重度の便秘が長引いている場合は、腸や肛門の病気が隠れている可能性も考えられるため、「たかが便秘」と思わずに、ぜひ当院へご相談ください。

学童期に起こる便秘症

体質や食物繊維の不足が便秘の主な原因です。また、学校でトイレを我慢する癖や、朝食後に排便する時間が作れないといった生活習慣によって便秘を起こすこともあります。保護者の方がお子さんの排便回数や便の性状を確認しなくなった結果、便秘が発見されないというケースも多いため、慎重に観察することが重要です。

子どもの下痢

腸にウイルスや細菌が感染すると、体外に毒素を排出するために下痢になります。
また、消化の悪い食べ物や冷たいもの、アレルギーを引き起こす食品を摂取した時、疲労やストレス、冷えなどによって下痢を起こすこともあります。
さらに、下痢便を出す時は腸が収縮するため、お腹が痛くなることもあります。

以下のような下痢が見られたら受診しましょう

  • 元気がない、ぐったりした様子を見せている
  • 血便が出ている
  • 水分補給を拒む、またはできない
  • 口の中が乾いている
  • 尿量が減っている
  • 尿の色が濃くなっている
  • 目が落ちくぼんでいる
  • 下痢が続いている

上記の症状のうち、1つでも当てはまる場合は早めにご相談ください。

市販の下痢止めを安易に使用するのは禁物です

感染症の症状として下痢が出ている場合、市販の下痢止めを使うとかえって毒素や病原体が排出されにくくなります。
それにより、症状が悪化したり長引いたりする恐れがあります。その際は病院へ受診し、医師の指示に従って処方薬を正しく使用しましょう。

頻繁な下痢はお尻のかぶれ・ただれといった皮膚トラブルを引き起こします

排泄した後はできるだけ早くおむつを替え、お尻を優しく拭き取る、もしくはぬるま湯で洗い流してあげることで、皮膚炎の悪化を予防しましょう。もし、お尻の皮膚炎が悪化した場合は、放置せずにすぐご相談ください。

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